むち打ち損傷ではどんな症状が発症するのか?
- 痛みを感じます。
- しびれやだるさもよくある症状です。
- 頭痛、めまい、耳鳴りなどの神経症状が見られる場合もあります。
このページでは、交通事故でむち打ち損傷に遭った際に感じる痛みについて検討します。
首や肩、背中、腰の痛み
むち打ちで、初期に最も多い自覚症状は、首や腰の痛みです。激しい追突や、バイクで転倒した場合など、首に大きな負荷がかかった場合は首そのものが痛みます。また、車で激しく衝突された場合、首だけでなく腰を痛めることも少なくありません。一方、衝撃がそれほど大きくなかった場合でも、数日して痛みが出すこともあります。このタイムラグについては諸説あるようですが、連携している整形外科医の説明によると、首の神経は頸部内でも奥側にあるため、痛みを自覚するのが遅れることもあるということです。
また、肩や背中の痛みを訴える被害者の皆様もいらっしゃいます。
しびれやだるさ
むち打ちでは、運動器に関する痛みの他、神経症状、自律神経失調症状も現れます。
神経症状では、手指の痺れ、握力低下、おもだるいといった訴えがあります。特定の部分だけでなく、肩から指先全体にかけて「なにか違和感がある」という被害者様も多数いらっしゃいます。腰を痛められた場合は、下半身に同様のしびれやおもだるさといった症状がみられます。
自律神経失調症状
自律神経失調症状では、めまい、耳鳴り、不眠、食欲減退など多様な症状を伺っています。これらは、時に「バレ・リュー症候群」と呼ばれることがありますが、インターネット上の情報にまどわされず、医師の診察を受けて診断してもらうことが大切です。
違和感を感じたら受診と相談を!
近年の医学的研究では、低速度での衝突であっても首には大きな負荷がかかることが分かってきており、実際、低速度の衝突でもむち打ちの症状で苦しまれご相談頂いた事案もございます。
むち打ちは、科学的にメカニズムが究明されている訳ではありません。しかし、高性能で繊細な人間の身体が、予期せぬ外圧によって負荷を受けた場合、身体の変調や違和感を感じたとしても不思議ではありません。
もちろん、全ての症状や違和感が後遺障害として認められる訳ではありませんが、今後の対応について有益なアドバイスを差し上げることができるケースも少なからずございますので、どうぞお気軽にご相談くださいませ。