日本代表に贈りたい7つのサッカー名言

 コンフェデ、日本は日程を終了しました。「日本らしくしっかり負けた」と自嘲気味なコメントを残した香川選手をはじめ、日本を代表して戦っている選手諸氏は、勝っても負けても反省点や修正点を誠実にコメントするようです。

 今日は、ベストを尽くして戦ったであろう日本代表に、サッカー名言を贈りたいと思います。

 なお、出典は岩永修幸さんの「蹴球神髄シリーズ」です。

 では、みやこ事務所的コンフェデ杯サッカー日本代表総括、はじめます。

キックオフ前からの戦い

「監督の仕事はワイン作りに似ている。そのとき手に入るブドウから、最上のワインを作らなければならない」
- ファビオ・カペッロ

 年代物のワインのように深みのある名言ですね。ザッケローニ監督は、最上のワインを作るため、そのとき手に入る「最上のブドウ」をセレクトできているのかな?

「我々は最初にここへ来た。そして最後に帰る」
- カルロス・ビラルド

 1986年メキシコワールドカップでアルゼンチン代表を率いた監督の名言。言葉のとおり、優勝しましたね。勝てば官軍ではありますが「不退転の覚悟」を感じさせる名言です。

ピッチ上の光景

「4-4-2だとか、4-3-3だとか、数学の問題みたいだ。大事なのはサッカーにかけるスピリットだよ」
- ロベルト・バッジョ

 「強い気持ち」があるから最後まで走れる。球際で競り勝てる。スポーツではよく「最後は気持ちの問題」って言われますけど、これはやっぱりその通りなんでしょうね。

「俺はプレッシャーを味方にできる。プレッシャーを感じるほど冷静になれる」
- ロナウド(ブラジル)

 こう言い切れるのは、やっぱりそれだけ努力して、結果を積み重ねてきたってことですよね。本田選手の明快なコメントとは別の次元で凄みを感じる名言です。これが本田選手の言う「格」ってヤツかも知れませんね。

勝負の世界

「全ての試合は、0対0から始まる」
- ヨハン・クライフ

 ブラジル戦以外の2試合は試合の入りは良かったですよね。逆に、アジアであってもこの言葉は肝に銘じて挑まなければなりません。

「絶対に諦めるな。俺達は、ユベントスなんだ」
- マルチェロ・リッピ

 この名言は響きますよね~。「絶対に諦めるな。俺達は日本代表なんだ」って気概で戦い続けているのかな?香川選手に憧れている子ども達のためにも「日本らしくしっかり負けた」なんてコメントは今回限りにしてほしいですね。

「勝たなければ本当にいい経験にはならない」
- 柱谷哲二

 イタリア戦、確かにいい試合でしたよね。でも「惜しかった」と言っているようでは、日本と世界の差は開くばかりです。

最後に一つ

「日本も世界なんですよ」
- 三浦知良

 うん、確かにそうですよね。メキシコ代表メンバーの中で、ヨーロッパでプレーしているのは6人です。ブラジル代表だって12人。日本代表は14人ですよ。Jリーグのレベルアップってすごく大切だと思うし、「Jリーグであっても、活躍すれば代表に呼ばれる」という目標を選手がもてるような代表チームであってほしいですね。