今日は、京都新聞のニュースからのお話しです。滋賀県庁が、琵琶湖で外来魚の産卵ポイントを公表するとのことです。
琵琶湖にも、漁港があります。しかし、今は見る影もないほど衰退しています。その要因の一つには、やはり外来魚の増加によって、鮎や鯉など、旧来から琵琶湖に繁殖していた魚の絶対量が減少していることが挙げられるでしょう。
琵琶湖では、外来魚の繁殖による生態系の変容が問題になっていました。一方、外来魚釣りを楽しみとし、外来魚駆逐を問題視する考え方もあります。
私自身、小学校時代は毎週の様に琵琶湖に釣りに出かけた想い出があるほどの釣り小僧でした。平日は琵琶湖疎水でバスを釣っていました。
私は、ちょうどバス釣りの最初期の頃に釣りを初めており、私が琵琶湖で最初に釣り上げた魚は鮒だったと記憶しています。ちょっと入った用水路のような処でもろこやタナゴも釣りました。
けれど、3年も経つとやっぱりバスを釣るようになりました。でも、その頃は、まだ鯉の吸い込みをやってらっしゃる方もたくさんいらっしゃったり、ヘラ竿に長~い浮きをつけて気長に釣っていらっしゃる姿もあちこちでみかけました。
今の琵琶湖を考えると、外来魚が生態系与えた影響は、やはり、かなり大きかったと言えるでしょう。他方、魚に限らず、奈良県でのアライグマの問題など、外来種に関わる問題はこれからも増えてくるのではないかと思います。
今回の滋賀県の施策には、賛否両論があると思いますが、だからと言ってそれが政策として良くない、とは思いません。県は多くの意見に耳を傾け、琵琶湖の環境を守ると言う難題に向き合っていかなければなりません。
私は、中学2年生の時に友達だけで3泊かけて琵琶湖一周したことがあります。楽器の練習を琵琶湖までしに行っていた時期もあります。
大好きな琵琶湖がより良い形で発展していけるよう、滋賀県の政策にも注目していきたいですね。