早くも12月。2011年も残り一ヶ月となりました。今年は自然災害が多発し、日本にとっては困難な一年となりました。景気は低迷が続き、良いニュースが少ない毎日が続いています。国は、人と自然、そして両者が作り出す、或いは創り出すモノによって成り立っているならば、国力とは、すなわち国民の力の総体に他なりません。
この一年は、「何故生きるのか」「何のために生きるのか」という少し青くささも感じるこの命題に否応なく向き合い続けなければなりませんでした。そこで考えたこと、学んだことを今後の業務や生活に活かしていきたいと考えています。
さて、今日は12月初日ということで、12月にまつわるキャンペーンのご紹介です。
なんといっても、12月は『地球温暖化防止月間』です。
今から14年前の京都でいわゆる「京都議定書」が締結されました。先進国の温室効果ガス排出量について、法的拘束力のある数値目標を各国毎に設定したこの京都議定書は、一般人にも環境保全の意識を植え付け、「エコ」の先駆けとなりました。京都市バスには「Do you Kyoto?」というキャッチーな文字がデザインされているものがありますが、京都市民でこの意味を知らない人はいないでしょう。京都市民のみならず、この意味不明な?英語に訳をつけることができる方々は多いはず。議定書の効果については議論が絶えませんが、この議定書の最も大きな意義は、地球人としての意識を少し変えたことにある、と私は思っています。年末、家を整理しながら、「エコ」を考え直すのもいいかも知れません。
関連するキャンペーンとして、『大気汚染防止推進月間』があります。
12月は交通量も増え、暖房器具の使用も始まることから制定されたらしいですが、環境省のPRはあまり熱心でなく、作られているサイトページもリンク切れがあったりと、ちょっと悲しいキャンペーンになってしまっています。
税金使ってる訳ですから、このあたりしっかりして欲しいところですね。
その他、脱スパイクタイヤ運動推進月間、未成年者飲酒防止強調月間など、季節感のあるキャンペーンが実施されています。
「だからどうした?」と思ってしまえばそれまでのこと、ここは一つ、これらのキャンペーンを心に留めて無事に年末を乗り切りたいところです。