行政書士が電子署名時に使う印影

 今日は、同業者の皆様向けトピックです。行政書士は、会社設立における電子定款の作成代理を受任することができますが、電子署名を行うには、いくつかの手法があります。その中から、acrobatと法務省が提供している無料のプラグインソフトを使って電子署名する場合に、好きな印影を登録する方法です。

 市販の電子署名プラグインソフトを使用する場合、JPEGなどの画像形式ファイルで印影を設定するこができるようですが、法務省提供の無料プラグインソフト、MistyGuard<SignedPDF Verifier>は、画像登録がPDFでしかできません。ですので、画像をPDF化する必要あります。

 たとえば「行政書士 電子認証 印影登録」などで検索してみても、この画像をPDFに変換する方法が見あたりませんでしたのでご紹介しておきます。

 やり方は簡単、フリーソフトを使います。そのソフト名は「G・こんばーちゃ♪」です。これで検索すればダウンロードサイトが簡単に見つかります。
 このソフトは、解凍するだけで使用できますので、「インストール」は不要です。アンインストールしたいときは、フォルダを丸ごと削除すればよいのではないかと思います(私見)。
 解凍したフォルダの中にあるアイコンをクリックしてソフトを起動、「PDF」にチェックボックスを入れて変換したい画像をドラッグすると、瞬時に画像を変換してくれます。後は、SignedPDFの取説に従って印影を登録すれば、電子署名をした時に印影が表示されます。

 このソフトの便利な処は、JPEGを変換できるので、職印をスキャンして登録できますね。私は「電子署名」とか言うのをオリジナルで作るのではなく、職印を使っています。

 ご同業の皆様でもしご不明な点がおありでしたら当職までメールでご連絡願います。できる範囲でサポートさせて頂きます。