朝、福島の農家の方が、自ら命を絶たれたというニュースを読みました。
昼、仕事の移動中、ラジオから Let it be が流れました。
そして今、僕はブログを書いています。
きっと僕は被災地の方が感じていらっしゃる絶望感のかけらも理解することはできないのでしょう。それだけではない。人はあらゆる他人の絶望を理解することなどできない、と僕は思っています。
でも、カズさんのゴールは多くの人を勇気づけたことでしょう。フランス大会直前に代表メンバーからもれ、何度もクラブを変えながら、それでもサッカーに向き合い続ける三浦選手のゴールは、諦めずに前を向き続けている人だからこその力強いメッセージに映りました。
Let it be をプロの翻訳家がどう訳されるのか知りません。でも、今、僕がこれを訳せと言われれば、僕は「受け入れるしかない」と訳します。
今を受け入れ、自分の絶望を自分に受け入れ、あるがままの姿から一歩を踏み出さなければならない。
だから、どんな困難な状況であったとしても、どんなに深い悲しみや苦しみを背負うことになったとしても、与えられた命を無駄にすることなく、あるがままの自分から、あるがままの環境からはじめてほしい。自分を最後に守ることができるのは、自分しかいないし、己に希望の光を宿せるのも、自分自身だけなのだから。
「年齢のことは言いたくないけど、どこにいっても44歳であることは言われる。でも、あきらめたくないし、あきらめたこともない。そういう気持ちをゴールで届けられればと思っていた」(カズのコメントより)