住基カードの期限が切れてしまい、慌ててマイナンバーカードを申請。ようやく電子署名ができるまでになりました。
この変更手続きには大きな落とし穴があります。本稿ではそれを2分で解決できるよう事前のトラブルシュートを出稿します。
なお、本稿は、法務省の想定する環境において、アクロバットとPDF署名プラグイン「SignedPDF」を使って電子署名を行う方法についての解説です。スタート地点が検索内容に合致しているかどうか、ご確認をお願い致します。
- アドビアクロバットのバージョンがXであれば、アドビのアクロバットリーダー最新版をインストールしましょう。
- アクロバットを入れ直したら、SignedPDFも再インストールの必要があります。
- それをやれば簡単に電子署名までたどりつけます。
予想されるトラブル
予想されるトラブルとその答えをまとめます。
マイナンバーカードにしたら、アクロバットで署名できなくなった
アクロバットのバージョンをアップグレードする必要が考えられます。
この場合、アクロバットのバージョンを疑いましょう。5年間更新していなければ、使っているバージョンは古いはず。それでは電子署名ができません。PDF署名プラグインのバージョンについては、法務省のホームページ内に使用できるバージョンが記載されています。アクロバットXの場合、マイナンバーカードの電子署名には対応していません。
対応しているのは、XIかDCのどちらかです。無料配布ソフトのリーダーでも電子署名に対応していますが、法務省のプラグインには対応していません。
アクロバットを再インストールしたけれど署名できない
法務省からPDF署名プラグインをダウンロードする必要があります。
アクロバットのバージョンに合わせ、法務省ホームページからダウンロードできるSignedPDFもバージョンが変わっています。
マイナンバーカードで電子署名を行うためには、このSignedPDFも最新版をインストールする必要があります。
アクロバット・プラグインを入れたが署名できない
この場合、プラグインの取扱説明書に従って設定を行う必要があります。
まず、以前電子署名を行っていたということは、陰影の登録はできているはずですので、その位置を確認しておきましょう。
次に、アクロバットを開いて基本設定を行いす。
上記のように「編集」→「環境設定」→「一般」→「署名」→「作成と表示方法の【詳細】」と開き、デフォルトの署名方法を「SignedPDF」に変更します。
次に、「編集」→「環境設定」→「SignedPDF」と開き、署名用鍵管理を「個人番号カード」に設定、さらに、陰影の場所を設定します。
以上で設定は完了、これで電子署名ができるようになりました。
まとめ
5年経てばソフトのバージョンが変わるのは仕方ないことですが、せめてアクロバットXには対応させていて欲しかった。ご参考になさってください。