今日は、少し残念なご報告です。
このブログでも毎年ご紹介している『京都さくらマップ』ですが、2015年、つまり今春は発刊されないそうです。
毎年遅くとも3月10日頃には京都の各所で目にすることのできる小冊子だったのですが、今年は予算の関係で制作されなかったそうです。
さくらマップに関する当事務所の見解
京都さくらマップは、絶対に毎年制作されるべき、京都を愛する人たち向けの素敵な小冊子です。近時、インターネットには情報が氾濫していますが、スマホをピンチアウトして下向きながら歩く姿より、小冊子を丸めてキョロキョロ歩く姿こそ、京都には相応しいと私は思います。
冊子は、単なる情報ではありません。それはストックされ、毎年の思い出とともに、大切に受け継がれていきます。デジタル情報は故障すれば取り出すことはできませんが、30年前の本は、味のある色合いになってなお、私をその時代へ誘ってくれます。
ここで「道路工事をやめてさくらマップに予算を充てるべきだ」と言ってもまったく意味はないのでしょう。なので、もし、来年も作られないのであれば、私は、再来年、自費で作ることを宣言します。配布できるのは1000部か、10000部になるかはわかりませんが、私は自分の写真、文章で作り、スポンサーを探して少し費用負担をお願いしながら、作ってみせると宣言します。
しかし、もし、京都市が、京都をもって観光都市であると宣言するなら、これは、本来的には京都市が予算を組んでやるべきことのはずです。
来年は必ず再びさくらマップを楽しみたい。さくらマップに携わったあらゆる職員、スタッフの各位に、再発刊へ向けた尽力をお願いする次第です。